カーマニアと切っても切り離せない板金工場

カーマニアは色々と後付けでものをとり付けたり、凝った仕様に変更することも多いものです。
又、ちょっとした不注意とかで車を破損することがあると迅速にこれを元通りの状態に戻すために修理とか板金塗装に出すことがあります。
衝突事故とか接触事故を起こすと板金修理に出すことになりますが、その場合にはディーラーに出す場合や板金工場に出す場合があります。
又、職人が行っている小規模の業者と資格者を置くようなある程度の規模を持った工場というものも存在します。

いわゆる町板金と板金工場の違い

町板金という場合は板金塗装業者のことを指し、車が何らかの理由で変形を起こした場合に外装のパーツで板金作業と塗装作業の工程を経て修復及び再生するということを行っています。
建築分野の場合にはかざり職と呼ばれ、水切りや雨樋、屋根の銅板葺きなどの工事を行うものですが、これらの工事は行わず車体専門に行うものです。
作業としては板金ハンマーと当て板を使用したりその他の様々な方法を用いて修復作業を行うものです。
板金工場はレベルがあり国家資格整備士が在籍しているかどうかによって変わって来ます。
この場合には工場の内部に国土交通省から発行された例えば普通・小型自動車分解整備事業の認証の黄色の看板が掲げられているもので、これが掲げられている場合には無責任な整備を行うことが出来ないことになっているものです。
専門修理工場の場合は修理の知識や経験が豊富で全国のリサイクルショップなどを通じて安いパーツを使って修理を行ってくれますので安上がりになると言われています。
故障した部分以外にも保険会社とも連携しているもので保険も安心して使えるというメリットがあります。

精密板金ってすごい技術ですね

板金加工という場合は車の修理を指す場合が多いものですが、シートメタルと呼ばれる精密板金分野があり平板の金属に加工を施して製品の形にして行く加工のことを指しプレス加工と呼ばれることもあります。
工程はプロダクトシステムという名前で呼ばれています。受注に基づく図面をプログラミングし、図面に起こして展開し、工程にデータを転送します。
金属板を展開図のように加工するにはNC機械を用いて行います。
金属板や切断面のバリの処理を行います。材料をそろえ保管、任意の大きさに切断し、ネットワークを組んで穴あけ作業、仕上げ、曲げ、溶接を行います。テーブルタイプのレーザーによって薄板や小物まで加工を行いガスの支給によって高圧を確保します。
ベンダーによって2.5メートルから4メートルの長尺ものにも対応し、溶接ブースで熟練した溶接を行い製品に対する防錆塗装も行います。
検品段階では出荷ミスを防止するために徹底した工場内の整理整頓を行い精密な加工製品が生まれます。